画家への道。その6<五感を磨くこと>

 

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描けない日々が7年も続くと、
自分はもう絵を描く道には戻ってこれないのだろうか。
と、ぼんやり思うようになります。

ただ、描けないなりに描こうとはしていました。
できあがるものはつまらないものばかりでしたけど(笑)

 

そんな中、『香り』に出会います。

最初はアロマオイルでした。
そして「調香」という香水を作る技術にも出会います。

 

アイコン 矢印調香のレッスンに通っていました。
調香

 

香りを感じてみる、という行為。
それをし出して、すぐに描けるようになったのです。

しかも、大学時代まではどちらかというと、
モノクロや抑えめの色彩で描いていましたが、
今度は色がメインの絵に変わっていました。

 

昔の絵

 

嗅覚の研究はまだ未知のことも多いですが、
私の感覚を開いてくれたのは、
香り、すなわち嗅覚でした。

出会わなければ、今も描けていないかもしれません。

 

創作する、ということに、
五感というものが大きく関わっているということを
身を持って体験したのでした。

 

 

私、絵が描けなくなった期間に、
絵を勉強しに行ったり少しあがいたりも
していたんです。

でもね、技術を学んでも状況は変わらなかった。
描けるようになったのは、五感が開かれたから。

 

大学時代の先生の
「デッサンはいらない」
の言葉がここで腑に落ちたんですよ。

 

 

昔の絵

 

嗅覚だけではなくて「感じる」ということが
大切なのでしょうね。

五感を磨くことは、
芸術面にダイレクトに影響します。

 

続く